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2011年3月14日月曜日

BA-160 fran 改造!


WACHSEN BA-160 fran。
チョイ乗り用に買ったフォールディングバイクです。
カワイイ見た目でお気に入りなんですが、気になる点が3つ。

1) グリップシフトの操作方法が、PAS Brace-L(内装8段)と逆なので混乱してしまう。
2) ハンドルグリップの握った感じがあまり良くない。
3) ハンドルが後寄りで、窮屈感がある。


1)ですが、シフトアップダウン時の回転方向がPAS Brace-LとBA-160では反対方向のため、乗り換えた時に特に混乱してしまう問題。どちらからのバイクをグリップシフトをやめて違う形式のシフターにすれば問題は解決するのでは? というわけで、BA-160の方をラピッドファイヤ化することに。先日日記にも書きましたが、既に7速用のラピッドファイヤタイプ(トリガーシフト)のシフターは入手済み。

2)に関しては、グリップシフトを使ってるハンドルは、シフターの一部がハンドルグリップになってるので、その分短いグリップが使われます。なのでラピッドファイヤタイプに交換した場合、必然的にグリップの交換も必要です。なのでシフターを交換する以上、嫌でもグリップを交換が必要。

3)ですが、最近まではシートポストのやぐらが後方にオフセットされているセットバックシートポストを使って、サドル位置を後方に下げようと考えてましたが、乗ってて思うのは、サドルが前過ぎるんじゃなくて、ハンドルが後過ぎること。これを解決するには、ハンドルをアヘッド化すればどうだろう? なんでも、ステアリングポスト部のパイプ径は、一般的なアヘッドシステム用のフォークコラムと同径だそうなので、そのままステムの取り付けは可能だそうです。いわゆる見た目だけのアヘッドシステム。なんちゃってアヘッドですね^^;


ということで、今回シフターの交換、及びグリップの交換ついでに、BA-160の(なんちゃって)アヘッド化に挑戦し。


まずハンドルについているグリップやらブレーキレバーやらシフターを全て外し、パイプカッターでハンドルバーを切ってしまいます。


BA-160は、フレームはアルミですけど、ステアリングポスト及びハンドルバーはスチールのようで、パイプの内側錆びてます^^; それにけっこう重い。まぁ安物だし。

断面の角をヤスリで落として、バリ取り。

さて、切断したステアリングポストのパイプ内にアンカーナット(スターファングルナット)を打ち込みます。

今回使ったのは、

で、このセットに付属しているアンカーナットを打ち込むわけですが、アンカーナットは一度入れると二度と外せないもので、そしてヘッドキャップ固定のために、きちんと真っすぐ打ち込む必要があります。
素人にそんな作業できるのか。ってか、素人なら素直に道具に頼るべし!!


ガッチリしたガイド付きのセッター。安いものじゃないし、頻繁に使うものじゃないですが、自分でコラムカットとかする時に使えるので買っちゃいました^^
これを使う事で、すごく簡単キレイにアンカーナット打ち込めましたよ^^

次にステムを取り付け。
記事的に後先逆なんですが、実は前日にPAS Brace-Lのステムを交換したんです。ということで、BA-160にはPAS Brace-Lに使われてた可変ステムを。

そしてハンドルバー。
ハンドルバーはズームの安いストレートハンドルバーをチョイス。お値段1575円。
アルミのハンドルバーなんですが、BA-160のもともとのハンドルバーがスチールのようなので、このアルミのハンドルバーが相対効果ですごく軽く感じます。
ステムの重量を考えれば重量的にはプラマイゼロかもしれませんが、気持ちフロントが軽くなった気がします。

後はブレーキレバーやシフターなどを装着。

グリップはCBあさひで買ったあさひブランドのスポンジグリップ。
ゴムじゃなくてスポンジにしたかったんです^^
あさひのパッケージですけど、グリップのエンド部分にOGKと書かれてるので、OGKのOEMですね。



溶接でくっつけたハンドルバーと違って、アヘッド化でステムを介したことで、見た目にディティールが増えてより機械チックになってカッコいい^^
またラピッドファイヤにシフターを換えたので、見栄えもスッキリしてきました。
グリップシフト(レボシフト)って、意外とゴツくてスマートさに欠けるんですよね。


さてシフターの交換ですが、交換自体は簡単なんですが、とにかく調整に手こずりました。
ロー(1速)に入らなかったり、今度はトップ(7速)入らなかったり、、、。とりあえず色々弄ってトップとローには入るようになったものの、今度は中間ギヤも怪しい。やはり素人が手を出すべきことじゃなかったか。と焦ります^^;


夕方6時前。いつものように一人会社に残って残業だったんですが、途中機械の都合で30分ほど特に何もすることが無い時間帯があります。その時間を利用して、実際に外を走り回って、ポジションチェック&ディレイラーの微調整。


まずポジションですが、ハンドルバーの位置が前方にオフセットしたことにより、格段に乗りやすくなりました。小径車ゆえのハンドリングの不安定さもかなり解消され、スピードを上げてもふらつきにくくなりました。

さてディレイラー。とにかくギヤチェンジしまくりながら走り、異音がしたらすぐに停めてディレイラーを調整。それをひたすら繰り返してるといつしか1速から7速までキレイに変速するようになったんです。
やればできるじゃないか!!
ただ、やたら停まっては自転車を弄ってるオッサンの姿、端から見ると怪しかっただろうな〜^^;

ちゃんと調整ができ、上手く変速できるようになると、あらためてラピッドファイヤの操作感の良さを感じます。ロードバイクのSTIのように指先だけでカチッカチッと変速できるのは非常に快適です。狙ったところにギヤを入れやすいですし。


ということで、今回ハンドル周りを大幅にアップデートしたわけですが、乗車姿勢は楽になったし、シフト操作も良くなったし、グリップの握り心地も良くなったし、非常に満足。
ノーマル状態での不満をほぼ全部解消したわけですしね^^

ちなみに今回の改造費用。
・7速シフター/980円
・あさひソフトグリップ/680円
・ズームストレートハンドルバー/1575円
・タイオガアンカーセット/840円
計4075円
※ステムはPAS Brace-lから流用。

他、新規購入工具としてHOZANスターナットセッターが2687円


にしても、これだけ手を入れると、愛着も倍増するわけで、チョイ乗りだけにしとくのは何かもったいないな〜。まぁその前に、この乗りやすくなったBA-160、早く嫁さんに乗らせてあげたいですね〜。この週末はどこか自転車に乗れる場所へ家族で遊びに行くことにしよう^^

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